“本能寺の変”にて、刀剣男士たちと織田信長や羽柴秀吉ら戦国武将が絡み合い、
衝撃の結末を描き出し大ヒットを記録した前作『映画刀剣乱舞-継承-』(2019)から4年――戦いの舞台を<現代>へと変え、
スケールアップした『映画刀剣乱舞-黎明-』が、ついに完成。
主人公、三日月宗近役に鈴木拡樹。そして山姥切国広役・荒牧慶彦、へし切長谷部役・和田雅成、
骨喰藤四郎役・定本楓馬らが前作より続投。舞台「刀剣乱舞」でも同役を演じている山姥切長義役・
梅津瑞樹、堀川国広役・小西詠斗、一期一振役・本田礼生、小烏丸役・玉城裕規が参戦、
さらに髭切役・佐藤たかみち、膝丸役・山本涼介ら新たなメンバーも顔を揃えた刀剣男士たち。
現代での戦いを手助けする“仮の主”役を、秋田汐梨、柳美稀、飛永翼、堀内正美らが務め、
中山咲月は酒吞童子という難役を見事に演じ切った。そして藤原道長に柄本明、源頼光に津田寛治、
安倍晴明に竹財輝之助という、日本映画界を代表する実力派が脇を固める。
監督は前作に引き続き、耶雲哉治。世界観とリアリティの融合を目指した監督の元に、
日本最高峰の美術・衣裳・メイクらの技術スタッフが集結。刀剣乱舞の醍醐味である殺陣シーンでは、
ワイヤーワークや最新ドローン技術が駆使され、刀剣男士たちの圧巻パフォーマンスを披露。
そしてVFXには「アベンジャーズ / エンドゲーム」など数々の大ヒット作を手掛けてきたチームが加わり、
ハリウッド・クオリティの映像世界を届けてくれる。
主題歌は、エモーショナルな楽曲でリスナーの感情を揺さぶり続けるBLUE ENCOUNTが、
本作のために書き下ろした「DESTINY」。作品をさらに壮大な世界へと導いてくれている。
西暦995年 京都。
藤原道長が栄華を極めた平安期の都。道長と安倍晴明の密談により、大江山に棲まう鬼・酒呑童子の討伐を命じられた源頼光たちは、
かつて見たことのない様相の敵に道を阻まれる。その正体は歴史改変を目論む“歴史修正主義者”が放った“時間遡行軍“。
この窮地を救ったのが、三日月宗近ら歴史を守るべく戦う“刀剣男士“たちであった。
彼らの活躍により、無事に任務が完了したはずだったが、酒呑童子の最期の呪いを受けた山姥切国広は、
光とともに姿を消してしまう――。
西暦2012年 東京。
いつもの帰り道。高校生・琴音の耳に聞き慣れない音が届く。引き寄せられるように向かった先で目にしたのは、禍々しい影と戦う一振りの太刀だった。戸惑う琴音だが、不思議な声に導かれるままその名を口にする。
「――三日月宗近」
内閣官房国家安全保障局。
日本各都市では市民が突如意識を失う事件が多発。さらに時間遡行軍が各地に出現していた。時の政府から遣わされた刀剣男士・山姥切長義は並ぶ官僚たちに“特命任務”の開始を告げる。
「特命任務は、この時代に出現した時間遡行軍の殲滅。
先行している三日月宗近も捕捉対象とする。
要請に応じ、各本丸より戦力が投入される。協力して任務の遂行にあたる。以上」
消えた山姥切国広、それを追う三日月宗近の運命は?
時間遡行軍の真の目的とは!?
日本映画史に新たな ❝黎明❞ を告げる戦いがはじまる。